K’きっずとちぎは、20名定員の集団療育を軸とし
個々の目標に沿って活動をサポートしています。

そんな中、今般の新型コロナウイルスによる休校を受け
最近は子供たちと長時間を共にすることが増えています。

 

ある日のこと。

H君が「先生、みんなに聞こえないようにね」と、手で隠しながら私に一言。

 

H君:「K君が元気ないみたいなんだよね~」

 

話を聞くとK君からH君に内緒で相談があったようなのです。

K君に、それとなく話を聞くと、“周りの音が気になる” ということでした。

K君に対しては、その後個室での対応や、声掛けを増やし対応しました。

しばらくすると、今度はH君が元気がない。

というか、何か考えているような……

心配になった私は「どしたの?」と声を掛けます。すると

 

H君:「どうやったら、K君が元気になるかなぁって(思っているんだ)」ですって。

 

H君の優しさ、本当に素敵ですね。

学校に行けない。先が見えない。

こんな今だからこそ、余計にこの「優しさ」に感動しました。

 

きっと彼のように、今、通ってくれている子どもたちは、
通常予定に戻ったときに、K’きっずのお友達を
引っ張ってくれる存在になってくれていることでしょう。

保護者の皆様、お子様が置かれている状況に
不安もあると思いますが、私たちスタッフも
「こんな今だからこそ」という心構えで支援にあたっています。

ぜひ、一緒にお子様を見守らせてください。

 

K’きっずとちぎ ブログ担当:篠崎